芋づるの元

『落葉籠(上)』を読んでいて、いろいろとまた読みたい本が増えている。学生時代やその後に、耳や目に覚えのある書名が次々に登場してくるのだけれど、今まではなんとなく「めんどくさ!」と思ってパスしていた、江戸時代の文献がほとんど。
たとえば、二代目團十郎の日記「老いのたのしみ」が収録されている『燕石十種』なんかは、活字本の目次をネットでみつけて見ていくと、他にもいろいろと興味がもてる題名が見つかる。
たとえば、中央公論新社から出た第3巻には、「三升屋二三治戯場書留」とか「竹本豊竹浄瑠璃譜」なんてのがあるし、第4巻だと「劇場新話」「江戸節根元由来記」なんてのも。
また、東洋文庫に入っている「甲子夜話」とか「皇都午睡」とか、気になるなぁ・・・。
森銑三さんには「文庫なんかでお手軽に読んじゃいかん!」って怒られそうだけれど、まぁ、手軽に読めそうなものから少しずつ読んでみようかなぁ?などと思う今日この頃。

落葉籠〈上〉 (中公文庫)

落葉籠〈上〉 (中公文庫)

燕石十種〈第3巻〉 (1979年)

燕石十種〈第3巻〉 (1979年)

燕石十種 第4巻

燕石十種 第4巻

それと、「甲子夜話」についてこんな本も見つけたので、こちらもちょっと読んでみたい。