『五・七・五 句宴四十年』

東京やなぎ句会のことを最初に知ったのは、亡くなった江國滋さんの『おい癌め汲みかはそうぜ秋の酒』という闘病記だった。その後、小沢昭一さんのエッセイなどでも時々話題に上るし、小三治師匠や扇橋じーちゃんが参加しておられるということもあり、きになっていた。
小三治師匠と扇橋じーちゃんのやり取りは、なんとなくの想像通りだったのだけれど、ほかの皆さんからも「おい、題出し!」とか言われてるのね・・・w。でも、マイペースで席題を選ぶ扇橋じーちゃんの様子がまた、かわいい!! 句会の様子がわかって、大変楽しかった。
また、皆さんが自選で30句ずつ選んだり、亡くなられた方の紹介を書いていらしたりして、これがお人柄がうかがえて楽しい。
このままずーっと続くといいんだけどなぁ、東京やなぎ句会。そして、時々また、こうやって本が出るとうれしいな。

五・七・五―句宴四十年

五・七・五―句宴四十年

おい癌め酌みかはさうぜ秋の酒―江国滋闘病日記 (新潮文庫)

おい癌め酌みかはさうぜ秋の酒―江国滋闘病日記 (新潮文庫)

癌め (角川文庫)

癌め (角川文庫)