十七代目中村勘三郎二十三回忌追善 二月大歌舞伎@歌舞伎座

昼の部は、売り出しの時に出遅れて、後から戻り切符でゲット。
「爪王」。先代が初演したという舞踊劇。鷹匠と鷹、狐の闘いを描いている。勘太郎くん、ほんと毎月毎月、どんどんいい役者さんになっていくなぁ。長唄が直吉さんで、うれしい!! 
俊寛」。演舞場の数年前の奮闘公演でもヤられた演目。ほぼ吉右衛門型のようだった。あの最後の笑顔は、たぶん一生忘れない気がする。まさに「未来で…」という顔だった。
「口上」。芝翫さんが体調不良で休演のため、勘三郎さんが進行役もなさっていた。仁左衛門さん、玉三郎さんと続いて、三津五郎さま!!! 当代の勘三郎さんとは幼なじみの仲良しだし、こういう時のおしゃべりが上手なので、期待していたけど、やっぱりお話上手だわぁ〜。左團次さんは、「市川左團次でございます」って言っただけで、客席が沸いていたwww。
「ぢいさんばあさん」。若かりし日の二人は、玉三郎さんと仁左衛門さんがあまりにラブラブで、見ているこちらが気恥ずかしくなるほどだったw。老いてやっと再会した二人の姿が、微笑ましいし、羨ましい。脚本にすっかりヤられてしまったわ。

平家女護島 俊寛

平家女護島 俊寛