コクーン歌舞伎「佐倉義民傅」

千穐楽は、お能の予定とぶつかってしまったので、千穐楽になるべく近い日程で、土間から見ておこうととったチケット。上から見るのとはまた違った楽しさがありますね。後ろの方の席でしたから、真ん中の通路を出入する役者さんがすぐそばを通っていかれるし、臨場感はやはり増します。
初日は、聞き取りにくいところもあったラップですが、日数を経てことばがきちんと聞こえるようになっていました。
勘三郎さんの「成仏するな!」ということばに、思わずゾーっとしました。恨みを遺したことで、今につながる想いがつながっている、ということなんでしょうね。
コクーンという空間で、このお芝居を見ることができて、よかったです。
「あきらめちゃいけない!」というメッセージを、しっかり胸に刻みつけようと思いながら、劇場をあとにしました。