土砂降りが着いてくる

朝から演舞場へ。今日は昼夜通しという暴挙に…。
家を出てしばらくすると、雨がどんどんひどい降りになってきて、最寄り駅に着いた時には、パンツのひざから下がかなり濡れていた。それでも、地下鉄で銀座に向かう間にかなり乾いて、よかったと思っていたら、今度は、銀座から演舞場に向かう間に、どんどん土砂降りがひどくなり、着いた時には、靴からパンツまでぐっしょりと濡れてしまった。結局、靴と靴下は夜の部が終わって帰るまで、濡れたままだった(パンツは麻素材だったので、比較的すぐに乾いた)。風邪をひくかと思って、ちょっと怖かったが、なんとかそれは避けられた模様。
芝居は、昼が「月宴紅葉繍(長唄「月の巻」)、「沼津」「荒川の佐吉」「寿梅鉢萬歳」の4本立て。夜が「猩々」「俊寛」「鐘の岬」「うかれ坊主」「引窓」5本立て。
「猩々」の嵐くんが可愛かったのと、「鐘の岬」「うかれ坊主」の国宝の踊りの奥深さ、吉右衛門さんの「俊寛」の静謐な幕切れ、若手の「引窓」が印象深かった。「秀山祭」なので、こういう番組なのかもしれないけれど、狂言立てにもう一工夫あったらよかったのに。どうも、演舞場が歌舞伎の本拠地と言っている割に、みどり狂言の楽しさが薄い番組がつづいているように思う。顔見世も「え、これで顔見世なの???」という番組だし。結局、12月と2月は歌舞伎以外の興行になるようだし。
やはり、歌舞伎座がないっていうのは、こういうことなんだな、と悲しくなる。
帰宅して、またもや見たい番組がないので、録画した「鼓の家」ハイビジョンSPバージョンを見る。

平家女護島 俊寛

平家女護島 俊寛