演舞場昼の部。朝イチで、「連獅子」の大鼓を打っていらっしゃる方のBlogでショッキングな話を読んでしまった。
なんと、立鼓の方が病気休演で、代役に立たれるのがその大鼓の方だとのこと。なんと、三津五郎さまは地方に恵まれないのだろう…と、かなりがっかりしていたのだけれど、いざ、舞台を拝見したら、この大鼓の方の鼓がわたしの好きな感じで、ある意味「怪我の功名」であった。
ご本人もBlogに書いていらしたけれど、わたしもこの方が出囃子で鼓を打っていらっしゃるお姿を拝見した記憶がない。そのぐらい久しぶりに鼓を、しかも獅子モノの立鼓を、というのは役者さんにとっても、囃子方にとっても、相当プレッシャーがかかったのではないかと思うのだけれど、後シテの最後の方でちょっとアレ?!と思うところもないではなかったけれど、事故もなく幕が下りて、さすがだわ!と思った。
でも、この立鼓さん交替のニュースを知って、つい千穐楽のチケットもポチっとやってしまったのだけれど…。
まぁ、今年最後の三津五郎さまの舞台だから、よしとしよう。
その後、能のお稽古に伺う。「東北」は、クセの前半まで進んだ。仕舞は「経正」キリの途中まで。いままで修羅モノのキリはまったくお稽古したことがなかったので、あまりに勝手が違って、へろへろ。偶然、安藤さんに道で遭遇したけど、パッと見た瞬間は、わからなかった…。
一旦家に帰って、食料品の買出しに出かける。
いしいしんじさんの『ごはん日記』、文庫の既刊はすべて読んでしまった。
めでたい話題と哀しい話題が次々に出てきた、今回。
それにしても、松本って想像以上に寒さが厳しいところなんだ。びっくりした。
そして、まるいちのお魚、食べてみたくなる!

アルプスと猫―いしいしんじのごはん日記〈3〉 (新潮文庫)

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