今日の落語研究会、いい顔付けだった。小三治師匠がなさると「かんしゃく」も嫌な話じゃなくなるんだなぁ。市馬さんの「七段目」も、扇遊さんの「付き馬」も、白酒さんの「だくだく」も、それぞれの個性が光っていて、楽しかった。
二つ目初登場の志ん吉くん、ちょっと前に聞いたときは師匠の志ん橋さんそっくりでビックリしたけれど、そこから一歩前進した感じがする。今後が楽しみな二つ目さんが、また一人誕生した。

帰宅して、なんとなく寝るのが惜しくて、こうの史代さんの本が目についたので読んでみた。
広島で原爆に遭ってしまった人、その子ども、孫たちの話。ことさら暗く描いているわけではなく、でも、心にズンと残る作品だった。
夕凪の街 桜の国 (双葉文庫)

夕凪の街 桜の国 (双葉文庫)