「お城好き」への第一歩?

今年の年末年始は、見た、あるいはこれから見る演目の台本などを読んでいて、本を読むところまで手が回らなかった。
そんな中、購入したきりになっていた、三津五郎さまの『三津五郎城めぐり』をやっと読了した。
JALの機内誌に2年間にわたって連載されたものに、加筆訂正して単行本化したものだ。
三津五郎さまのお城好きは、折に触れてお話されたのを聞いたり読んだりしていたのだけれど、この本を読んでみて、その筋金入りのお城好きぶりを、改めて知らされた感じだった。
その城や城下町の好きなところ、素敵なところを、三津五郎さまの実感がこめられた紹介になっているので、お城を見に行ってみたくなる。初心者向けの、よい啓蒙書になっていると思う。
ときどき、歌舞伎や出演した映像作品にまつわる思い出やエピソードも紹介されているのも、嬉しい。

三津五郎城めぐり

三津五郎城めぐり

ちなみに、収録された写真は、ほとんどお城そのものや景色のみを写したもので、三津五郎さまのお写真は表紙に使われているものと、昔、ご両親やご家族と訪れた時にとったものが数点あるのみ、というのも、三津五郎さまのお城愛の現れかしら???と勝手に推測しているw。