自炊の前に青空文庫

自炊を始める前に、iPadのビューワーの塩梅を確かめてみようと思い、i文庫HDと、神アプリと呼ばれているGoodReader for iPadをDL。
まずは、i文庫HDで青空文庫を読んでみた。iPhoneでは豊平文庫で短編小説をいくつか読んでみたりしている。そちらは大辞林と連携していて、調べたいことばを長押しすると、大辞林の該当項目の見出しが表示される。
iPad用の豊平文庫はなくて、i文庫HDがちょうど同じような機能を備えている。
このアプリには予め、何冊かの本がインストールされていて、目次を見てみたら、芥川龍之介の「或る阿呆の一生」があったので、読んでみた。なぜか芥川龍之介とはご縁がなくて、教科書に載っていた作品をいくつか読んだ程度だったので、ちょうどいい機会だと、選んでみた。
文字の大きさやページめくりの塩梅など、なかなかよくできていて、これならストレスなく読める。そして、語彙の検索は、その場に別ウィンドウが開き、大辞林大辞泉GoogleWikipediaなどから選べるようになっている。
さらに、辞書でひいた結果をメモとして残しておくこと、それをメールやevernoteに送ることもできるのは、便利だ。
リアルの本で、読みながら辞書をひくというのは、意外にめんどくさいのだけれど、その場でメモを残すことまで一気にできるのは、ありがたい。これが、自炊して作ったファイルにも適用されるとしたら、かなりいいよなぁ…。また、大辞泉でひいた結果だけでは、知りたいことがわからなかった場合は、検索ウィンドウに戻って、GoogleWikipediaでさらに調べることも簡単にできる。
今度は、スキャンして作ったファイルだとどんな感じなのか、ためしてみよう。

河童・或阿呆の一生 (新潮文庫)

河童・或阿呆の一生 (新潮文庫)