雷の割には雨には降られずに済んだ

午後、能のお稽古に伺う。先輩はもう、そこまで仕上がっていらっしゃるのか! う、マズイ、と思いつつ、型付を見ながら、最後の悪あがきを。そうこうするうち、ものすごい雷鳴が聞こえてきて、先生も思わず、障子を開けて外の様子を確認しておられた。
あやふやだったところが、だいぶ見えてきたかも? やはり、日々思い出していないと、ダメだ…。
音の割には、雨は大したことがなく、助かった。
演舞場に向かう車中でも、型付を出して、メモを書き込む。
納涼歌舞伎の三部のみ観劇する。
「乳房榎」では、勘太郎くんが、時折、お父さんそっくりのセリフ回しで、血は争えないなと思った。早替わりもうまくいっているし、道具の転換も二日目の割にはスムーズに進む。
正助に真与太郎を預ける場面がのお関のあっさりさ加減がちょっと?と感じた。
そうだ、家にちくま文庫版の「乳房榎」があったはずなので、千秋楽までに読んでおこう。

怪談牡丹灯篭 怪談乳房榎 (ちくま文庫)

怪談牡丹灯篭 怪談乳房榎 (ちくま文庫)