昨日から天気予報で、雪が降るぞ〜!とさんざん脅かされていたが、たいしたことはないとはいえ、予報が当たり。みぞれが降っている朝。
夕方から国立劇場で歌舞伎を見る。「三人吉三」はうーん…だった。ここも座組にもう一枚看板が足らない感じは否めないなぁ。上演資料集に掲載されていた石橋健一郎という人の解説が面白い。
石橋健一郎『歌舞伎見どころ聞きどころ』(淡交社
この本からとったものとのこと。合方の名前なんかも紹介されていていいな。他の演目に着いてもこういう感じで書かれているのなら、欲しいな。一度、どこかで実物を見てみよう。
「奴凧」。染さん大活躍で、面白かった。三段返しの舞踊劇で、中が奴凧。ここで染さんジュニアの金太郎くんがおじいちゃんと一緒に登場。満場の注目を一身に集めて大活躍w。染さんも新しい宙乗りを見せてくれた。なるほど、まだその手があったか〜。これを明治に考えた黙阿弥と五代目菊五郎との見事なコラボだな。下の巻は猪狩り。馬が活躍する「馬盗人」といい勝負かも?という猪さんの名演技もあって、これまた楽しい。こういう復活狂言は、ぜひ再演してほしいし、これからも発掘してもらいたいな。