杉本文楽のDVD、発売が決定したそうだ。

特典映像 「杉本文楽 曽根崎心中」公演ダイジェスト(約30分)もついてくるそうな。
神津先生のTweetによると、この「曽根崎心中」は、詞章は近松が書いた初演台本を使ったのだけれど、墨譜を遵守したわけではないので、作曲の面では初演時とは違うということらしい。
去年、この舞台を見たときに、ふと思ったのが「観音巡り」って、芝居小屋に出かけることで、観音巡りをしたのと同じ御利益が受けられる、という触れ込みで、客を呼んだんじゃないかな???ということ。
大阪には土地勘がないので、観音巡りがどのくらいの距離をどのくらいの時間をかければまわるのか、ということはピンとこないのだけれど、大当たりをとったということは、作品の完成度・面白さという以外にも、何か人の心をひきつけるような、当たる要素があったんじゃないかな?と思ったのだった。浅草の観音様の四萬六千日なんかも、たった一日で四万六千日分のご利益があるということで、人々が詰めかけたわけだしね。