気がつけば「新刊書をがっちり買いまショー」

渋谷の土日の午後は、やっぱり混んでいる。人波をかきわけるようにして、やっとたどり着く。ひとまず2Fへ。エスカレーターを下りた目の前に、新刊書の平積みと低い棚。文庫コーナーの特集は、やはり「指輪物語」関連。
ケルトやファンタジーなどの本が並んでいる。

横目で見ながら、ちくま文庫の棚へ。もう版元品切れか絶版になっているらしい『予は危険人物なり』などがあったらいいな、と思いながら見ていくが、さすがにここにもない。続いて、河出文庫の棚。外骨の本がないかしら?と思うが、それもなし。文春文庫の棚に移動すると、なんと、bk1で品切れのため注文がキャンセルになってしまった、福田恆存『日本への遺言』を発見。集英社文庫の棚では、四方田犬彦<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=01680844&volno=0000>『月島物語』</A>を発見。
特集コーナーでは、日記ものと先日亡くなられた半村良さん、さらに山田風太郎塩野七生など本が並んでいた。
最後に先日来ずーっと気になっていた林哲夫<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02131800&volno=0000>『喫茶店の時代』</A>(編集工房ノア)も、勢いで購入。
1階は、相変らずごった返している。「東京人」のバックナンバーがあれば、と思っていたが、人の多さに辟易して諦める。

こうなったら、ついでとばかりに、久しぶりでパルコブックセンターへ。
こちらの方が、まだ混み具合が耐えられる。
文庫コーナーで、外骨本を2冊見つけて、ゲット。
あとは、ひととおり店内を見てまわったが、「どうしても欲しい」本はなかった。
ブックファーストで、リブロの袋を持っている人を見かけて、どこか他の町からのハシゴの人かな?と思っていたのだが、外骨本を入れてくれた袋が、あのオレンジ色のパルコブックセンターのではなく、ブルーのリブロのものだった。どうなってるんだろう?
ちなみに、レジのところに最近あまり見かけない新潮文庫の”YONDA?”くんのしおりが、各色あったので、ありがたく頂戴する。

なんだ、「古本でお散歩」の実習をするはずが、「新刊書をがっちり買いまショー!」になってしまった。
やっぱり、神保町や早稲田に行かないとダメかしら?