わたしのサル度は高い?(1)

ワールドカップもいよいよベスト4を争うところまで来た。
韓国は、すばらしい。無敵艦隊・スペインまでも撃沈してしまった。
監督の常に攻めの采配と、選手たちの気迫がこの快進撃の原動力なのだろう。アジアのレベルを世界にアピールするためにも、頑張ってほしい。
だが、決勝のカードとしては、ワールドカップ史上初の対戦であるという、ドイツvsブラジルというのも、見てみたい。
あと4試合しか残っていないが、そのどれもが素晴らしい試合になることを望む。

読書は、<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02160903&volno=0000>『必読書150』</A>(太田出版)読了。
帯の「これを読まなければサルである」という挑発的な文句に、まんまとひっかかってしまったサルは、わたしだ。
なぜなら、ここで必読とされている150冊の1割も読んでいなかったからだ。
とくに人文社会科学関係の50冊は、ほとんど読んだ記憶がない。
しかし、ここに挙がっている本のタイトルは、坪内道のリストにも挙がっているものが少なくないので、追々読んでいこうと思う。

かなり強面な感じで行われた、座談会とはうってかわって、奥泉光さんによる「リストをみて呆然としている人のために---あと書きに代えて」では
、いきなり
<b>リストを見て呆然となったのはこの僕である。</b>
と始まる。そして、リストを見て途方に暮れた諸君のためにと称して
<b>まずリストの書物を端から読んでやろうと考える奇特な人がいたら、止めはしない。是非とも頑張ってほしいち祈るばかりである。</b>(中略)
<b>正直、読んでいないものは数多い。序文には「このリストにある程度の本を読んでいないような者はサルである」と書いてあって、どうにも弱ってしまうが、逆に考えれば、まだまだ多くの未知の宝が前途に隠されていると思えば、希望も湧いてくる。</b>
と、告白も交えて、エールを送っている。
さらに
<b>サルについていえば、そもそもこのリストを前に呆然となった人はサルではない。ここでいわれるサルとは、このリストの書物など今さら読むまでないと高を括り、人間の知の蓄積を甘く見る者のことなのだ。</b>
と、続ける。