「アマゾン・コム中毒」?

朝晩は、すっかり秋の気配となった。
体調はあまり良くない。どうやら夏バテ。
今年の夏は特別、無理をした覚えもないのだけれど。

坪内祐三さんの『後ろ向きで前へ進む』の中で、アメリカでは「アマゾン・コム中毒」の人がたくさんいるという話題を読んだ。実はわたしも、購入こそしないのだけれど、最近、アマゾンにははまっている。
アマゾンには「おすすめ」ページがあって、本やCD、DVDなど、カテゴリーごとのおすすめリストから、持っているもの、いいなと思うもの(ウィッシュリスト)、興味がないものを、選んで、持っているもの・ウィッシュリストには自分の評価が加えられるようになっていて、その結果で、アマゾンから新たなおすすめ商品が提示されるという機能がある。

一般的なユーザーが対象なので、わたしのような”シブい本”志向の人間には、だんだん「おすすめ」が物足りなくなってきているのだが、それでも「へえ、こんな本をおすすめしてくるんだ」という興味も手伝って、ちょくちょく「おすすめリスト」の更新に励んでしまう。
仕事が忙しくてなかなか書店に行けなかったときに、bk1でまとめて本を購入していた時期があった。bk1の場合、送料無料サービスが適用されるのが、注文の合計金額7千円以上なので、欲しい本をためてから買うことになるからだ。
しかし、時間に余裕があると、実際に書店へ行って、本の”アウラ”に触れてから買いたくなるので、オンライン書店の利用はこのところ、古本でどうしても欲しいものだけに限られていることに、気付いた。
まだわたしの「アマゾン・コム中毒」は軽症なのだった。