北村薫さんの新作と京極夏彦さんのブックカバー

昨日の雨がうそのように、晴れ渡った一日。
今日もいつもの本屋を見回るが、『雑読系』も『おわらない夏』も見当たらない。ところが、北村薫さんの新刊『街の灯』<A HREF=<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3de6c6feb516701073e6?aid=p-mittei16105&bibid=02277240&volno=0000>[bk1]</A><A HREF=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163215700/qid=1044348511/sr=1-2/ref=sr_1_0_2/250-6280686-2859416>[Amazon]</A>(文藝春秋)を発見。
どうやら北村さんの新シリーズらしい。

帯の情報をまとめると、昭和7年という時代を背景に、士族出身の上流家庭・花村家のお嬢さんとそこにやってきた若い女性運転手<ベッキーさん>とが巻き込まれる不思議な事件が起こる・・・。どうやらサッカレーの『虚栄の市』<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3de6c6feb516701073e6?aid=p-mittei16105&bibid=00332530&volno=0000>[bk1]</A><A HREF=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-form/250-6280686-2859416>[Amazon]</A>がストーリーに深く関わっているようだ。
はたして、どんなヒロインとどんな事件が待っているのか?
巻末には、田中博さんの北村薫論や、北村さんのロングインタビュー、著作リストが収録されている。
そちらも併せて楽しみだ。

この本は、文藝春秋の「本格ミステリ・マスターズ」という叢書の1冊。そういえば、このところ、同じような装丁の本格ミステリが月に1冊くらいずつ新刊コーナーに並んでいたことを思い出す。
装丁は京極夏彦さんで、カバーの袖についている応募券を5枚ハガキに貼って送ると、オリジナルブックカバーがもれなく当たるそうだ。
しかし、本格ミステリはもう一つ苦手なわたしにとって、京極さんデザインのオリジナルカバーというのは魅力的であっても、ちょっと敷居が高い全員プレゼントだ。

そういえば本のつくりが、新潮社のクレストブックみたいな雰囲気だと思っていたが、あちらが海外作品、こちらは国内人気ミステリ作家の書き下ろしということか。