いよいよ禁断の書に手をつける

今日は天気も良く、昨日に比べると暖かいので、サクラもだいぶ開いてしまったかも。天気予報で「お花見日和」と言っていたが、その通りだったかも。

ずーっと滞っていた京極夏彦さんの<a href=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062649616/qid=1051780351/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/250-6280686-2859416>『狂骨の夢』</a>(講談社文庫)をやっと読了。つまらないとかなんとかということではなく、わたし自身の問題。仕事が立て込んでいるのと花粉症のハイシーズンに突入したのとが、読了に時間がかかった、主な原因だろう。
今回は、宗教がらみで起きた事件を京極堂が解き明かすというもの。あんまり書くとネタバレになりそうなので、これ以上はやめておく。しかし、この後、もっと長い作品が目白押しなわけで、当分、京極堂のものはお預けになりそうだ。

で、やっと懸案の未読王さまの<a href=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/486011020X/ref=sr_aps_b_/250-6280686-2859416>『未読王購書日記』</a>(本の雑誌)に取りかかる。藤原さんが、ご自分の日記だったかで指摘されていたが、多分、未読王さまは表向きのポーズと違って、実際は、かなり本は読んでおられるのでは?という気がする。「じゃないと、ああいうコメンとはできないでしょ」と読めるところが随所に出てくるのだ。
それにしても、未読王さまの日記をネットで読んでいたときも感じたのだが、改めて活字になったものを読んでも「読む読まないなんて気にせず、欲しけりゃ本なんて買えばいいじゃないか」という方へ自分の意識が向かっていく。
ところどころにある、未読王さまの「古本道」の講義も、面白い。

しかし、未読王さまのお宅はどんなことになっていらっしゃるのだろう?
お顔出しでなくていいので、「本の雑誌」編集部の方がリポートしてくださったりすると、とても嬉しいのだが。