『新書百冊』読了

坪内祐三さんの『新書百冊』(新潮新書)を読み終えた。これまでに読んでいた坪内さんの読書体験も刺激的かつ面白かった。わたしが坪内さんにハマるきっかけとなった「鳩よ!」(この雑誌も休刊となってしまった)の特集では、新書に限定せず、青春の100冊(しかも著者のダブリなし)を挙げていた。これも、それまで思想書や歴史書、純文学とは距離を置いてきたわたしにとって、かなり刺激が強かった。「ああ、こんなに面白そうな本を今まで敬遠してきたんだ・・・」という後悔と、「まだまだ、こんなに面白そうな本が待っていてくれたんだ」という期待感がない交ぜの気分を味わった。『新書百冊』でも、目の前にあったはずの新書、書店で背表紙を見ただけで素通りしてしまったもの、持ってはいるけれど積ん読のままの本、などなど、「ああ、まだまだ面白い本はたくさんあるぞ!」と、巻末の百冊リストをコピーして持ち歩くつもり。→今夜、「積ん読日記」*1に改めて(予定)