本屋のはしご(2)

近付いて行くと、店の前には花輪が置かれ、”開店気分”は満点。ガラス張りの店頭から見ると、階段もあるので、どうやら1階・2階の2フロアーのようす。六本木店はストライプハウス美術館の1階・地下1階を使っているし、結構こういう面白い空間を使うのが好きなオーナーさんなのかもしれない。

店内に入ると、まだ開店直後ということで、棚や平積みに落ち着きはないけれど、ランダムウォークらしい本もポツポツある。1階は文芸書・ビジネス書・旅行案内・一般雑誌・実用書あたりが並んでいる。新刊平台を見ると、福田和也さんの<b><a href=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334973892/qid=1051780106/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/250-6280686-2859416>『贅沢な読書』</a></b>(光文社)が並んでいるので、さっそくゲット。続いてグルっと1階を流す。いくつか気になる本はあるが、まだ2階があるからと、とりあえず我慢。2階へ上がっていくと、ビジュアル書がメインで、文庫・音楽・映画・思想書あたりのジャンルが並んでいる。残念ながら歌舞伎・文楽・能・落語といったあたりは、ほぼ全滅。映画・音楽もこれからといったところだろうか? それでも朝日選書の棚から塚本康彦さんの<b><a href=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022596082/qid%3D1051780142/250-6280686-2859416>『能・歌舞伎役者たち』</a></b>を抜く。再度1階に下りて、先ほど気になった、樋口覚さんの<b><a href=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4409160761/qid%3D1051780189/250-6280686-2859416>『三絃の誘惑 近代日本精神史覚え書』</a></b>(人文書院)を再度チェック。前から気になっていた本なので、開店祝いということで、これも購入することにして、レジへ。

場所柄を考慮して、ビジネス書なども置いているのだろうが、近くに旭屋書店もあるので、この際、もう少しコアな品揃えをしてくれると、嬉しいのだが・・・。今後に期待したい。