本屋のはしご(1)

今日も天気ははっきりしない。もうそろそろ、すっきりさわやかな気候になってもらいたいもの。ウカウカしていると、また梅雨がきてしまうのだから。
連休前、しかも明日代休を取るため、仕事は押せ押せ。なんとか明日が無事に過ぎてくれることを祈ろう。

帰りにいつもの本屋を巡回。角川文庫の新刊が並んでいた。その中に、宮部みゆきさんの<b><a href=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4043611048/qid=1051780030/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/250-6280686-2859416>『あやし』</a></b>があったので、購入。人文書の平台を見ると、「忠臣蔵」の文字が目に入る。気になったので、よーく見ると日高昭二・編<b><a href=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000238159/qid%3D1051780064/250-6280686-2859416>『近代つくりかえ 忠臣蔵』</a></b>(岩波書店)という本だ。手に取って目次を見て行くと、「忠臣蔵」という題材を、近代の作家たちがどのように料理したのか、という本らしい。もちろん、お馴染みの、芥川龍之介「或日の大石内蔵助」とか、谷崎潤一郎の「顔世」といった作品もあるのだが、わたしにとっては、「へえ、そんな作家がこんな”忠臣蔵”ものを書いていたんだ」というものだったので、これも購入決定。
ちなみに章だては、「忠臣蔵」の大序から十二段目それぞれに対応する作品を取り上げ、そのまま章のタイトルにもなっている。

いつもの本屋さんを出たところで、ふと、東京ランダムウォークの新しい店が、赤坂見附の駅のそばにできたことを思い出して、行ってみることにした。「Web本の雑誌」で、六本木店の渡辺さんが開店日記?を書いていらっしゃって、4月22日オープンとあったのを思い出した。しかし、あの金ピカの派手なビルに本屋さんというのが、どうも結びつかないので、どうなっているのか楽しみ。