歌舞伎鑑賞教室が見たい!!

歌舞伎熱が復活したとはいえ、歌舞伎座ばかりに通っていて、そういえば国立劇場にはまだ行っていない。
この春は、新作ものばかりだったので、食指が動かなかったというのが、大きい。

歌舞伎座に行く前に、阪急に寄ってみようかしら?」と思ったりして、数寄屋橋側の改札口を出ると、目の前に国立劇場のポスターが貼ってあって、目に付くが、そんなわけで、あまりしげしげと眺めていなかった。
ところが先日、数寄屋橋の出口を目指して地下道を歩いていたら、目に飛び込んできたのが、「世話情浮名横櫛」のポスターだった。
6月の鑑賞教室は、梅玉さんの与三郎と時蔵さんのお富だそうだ。

梅玉さんというと、福助時代に、何度か拝見していたが、失礼ながら癇癖の強い若者みたいな役どころのイメージしかなかった。そんなわけで、仁左衛門さんが病気休演で、伊左衛門の代役が梅玉さんと伺ったときは、正直ちょっとがっかりしたのだった。
ところがところが、梅玉さんの伊左衛門もとても良かった。
以来、梅玉さんは、わたしの中での要チェック度が、急激に上がっている役者さん。
ちなみに、この時の「二人夕霧」以来、弟の魁春さんも要チェック度上昇中なのだが・・・。

そんなこんなで、6月・7月の歌舞伎鑑賞教室は、ちょっと拝見してみたい気もしていた(7月は、魁春さんが「三十三間堂」をなさる)。
そんな気分を決定的に6月は見ておかねばへと押し上げて下ったのが、辛口の劇評でおなじみの、<a href=http://homepage1.nifty.com/tamotu/index.htm>渡辺保さんのHP</a>の劇評だ。
<b>梅玉時蔵を中心に、ワキにベテランを揃えて、小粒ながらアンサンブルの
とれた一座。芝居好きにはもってこいである。</b>
という書き出しで始まるこの劇評を読んだら、俄然、この舞台は拝見しておかねば!!という気分になってしまったのだ。

平日の見物はかなり難しいので、休みの日を利用してぜひ、拝見したい。