いつもの本屋で

午後、郵便局に行った帰りについフラフラと見回ってしまった。
すると、「エッ!」と思うような本が・・・。
大西巨人『春秋の花』(光文社文庫*1
半藤末利子『夏目家の糠みそ』(PHP文庫)*2
『春秋の花』は、文庫の平台に積んであって、ビニールカバーがかかっているのと、装幀に目を引かれてよーく見てみると、大西巨人という著者名が。手に取って目次をチェックしたら、春夏秋冬の部に別れて、気になる名前がゾロゾロと。本文をめくってみると、季節にちなんだ詞歌と、それにまつわる解説が未開き2ページにまとめられている。
どうやら「週刊金曜日」の連載をまとめたものらしい。奥付を見ると、1999年初版とある。
レジで店長さんに「こんな本が出ていたなんて、全然知りませんでした」って言ったら「いやあ、僕も知らなくて。バイトの子が入れたんですけど、こんな本が売れるんですかね?」とおっしゃるので「現に一人、ひっかかりましたよ」と言ったら、笑っていらした。
そうか、ここの棚は、店長さんだけじゃなくて、バイトの子のセンスも反映されているんだと、新たな発見。

*1:『春秋の花』ISBN:4334727840

*2:『夏目家の糠みそ』ISBN:4569579604