相変わらずの鏑木清方

地下鉄の友は、相変わらず鏑木清方の『鏑木清方随筆集』(岩波文庫)。先日、立川流の団扇を買ったのは、ちょうどこの本の夏の部を読んでいて、“意匠をこらした団扇が少なくなった”と清方が書いているのを読んでいたところだった、というのもある。
芝居が好きだった清方だけに、歌舞伎・新派を見に行った思い出などもちらほら見かけられて、なかなか楽しい。
それにしても、清方は文章がうまい!