木綿のきもの

仕事帰りに、ネットで見つけた木綿の反物を扱っている呉服屋さんに寄ってみた。セール開催中ということで、安くて気に入ったものがあれば、初めてのお誂えに挑戦してみようかな?とも思ったりしていたのだが・・・。
木綿もので値引きしていて、このぐらいのお値段ならと思っていた物は、阿波しじらだったが、お店の方によると「この生地ですと、ゆかたですね」とのこと。
「もちろん、広襟で単に仕立てれば、夏物のきものとしても着られるけれど」とおっしゃっていたが、わたしとしては、袷の時期に着られて、お家で洗濯ができるものが欲しかったので、このしじらちゃんは今回は圏外のものだった。
で、次に見せていただいたのが、片貝木綿の反物。

「これなんか、きっとお似合いだと思いますよ。試しにかけてみるだけ、いかがですか?」と言われて、何事も勉強だからと掛けていただいたのが、紺地に十文字の絣模様の反物。木綿なのに張りがありつつ、しっとりしなやかな手触り。お値段的には、予定を大幅に越えていたが、これはかなりいい感じ。

続いて、それじゃあ縞はどうですかね?ということになり、鰹縞の片貝木綿を掛けさせていただく。これもパリっとした感じで悪くないけれど、さっきの十文字絣には負けている。

「せっかくですから」とおっしゃってくださったので、越後上布(これも、柄といい手触りといい、とってもいい感じだけど、当然のことながらお値段が可愛くないので、無理)や綿紅梅、絹紅梅なども触らせていただく。

居内商店のネット通販で会津木綿のきものを買いたいなと思いつつ、実物が見られないのでなかなか踏み切れないでいる。今日、呉服屋さんに思いきって行ってみて、居内屋さんで買うのなら、竪縞よりも格子の方がよさそうだと感じた。
その呉服屋さんでは、9月に大きなバーゲンがあるそうなので、そういう機会を待ってみようかな?と思ってみたり。