講談もおもしろいなあ(2)

前半最後の「探偵講談・幻燈」は、初代快楽亭ブラックが講談師の時代に作った作品を、アレンジしたもの。ロンドンが舞台なのに、なぜか登場人物は日本人で、日本の銀行に勤めているという設定なのが、おかしい。もともとは、かなりな長編だったそうだけれど、30分くらいで演じられるようにまとめて、再構成したと、仲入り後の対談で明かされた。
探偵講談だけに、殺人事件の犯人探しの話なのだけれど、あまりにアッと驚く犯人で、びっくり。伏線も何もないというのが、笑えるけれど、ちょっとどうかな?と思ってしまった。

仲入り後の対談では、山前さんからのお知らせあり、質問コーナーあり、質問を寄せてくれた人へのプレゼントあり。
「大阪のお客さんは、プレゼントありのせいか、ほとんどの人が、質問コーナーに何か書いてくれるけど、東京のお客さんはあんまり書きませんね」とおっしゃっていた。かくいうわたしも、何を書いていいのか???で、プレゼントには応募しなかったクチなのだが。

こういう楽しい感じなのだったら、また、講談を聞きに行ってみるのもいいかも、と思う。次は、最近話題の神田山陽さんあたりを聞きに行ってみようかな?

ちなみに、南湖さんの次回の会は、2月にあるそうです。