つい

池袋からの帰りに、ちょっと覗いてみようかな?とくるりに寄ったのは、どうやら虫の知らせだったようで、すごーく久しぶりに森田さんにお目にかかれた。相変わらずの姐さんぶりはカッコイイなぁ。森田さんからは「痩せたんじゃないですか?」と鋭い突っ込みも。「最近は、柔らか物にシフトしてるんですよ」と言ったら「じゃあ、これはどうかしら?」と出て来たのが、黒地に細かいバラの花のきもの。しかも、遠目で見ると、手拭いの山道をもっと大胆にしたような柄行きになっている小紋。畳んであったときは、そんなに目を引くきものではなかったのに、広げてみて、羽織ってみて、これは!というものだった。サイズが小さいので、皆さん羽織ってみるんだけど、諦めちゃったのだそう。こういう時に、体が小さいっていうのは有り難い!というもの。一応、他の気になったものも広げてみたりしたけれど、やっぱりこの黒地に勝るものはない!という感じで、ついつい・・・。
実は、紬でかなり気になるものもあったのだけれど、紬は当分、手持ちのものでも多すぎるくらいなので、あえて広げてみるのをやめてしまった。それだけでも、随分進歩したのでは?と、自分で自分を褒めてあげることにした(笑)。