わらいぐま現わる@三百人劇場

師匠がゲスト出演ということで、なかなか聴く機会がなかったさん生さんの独演会に。夏の、権太楼さま一門会の時に、ごん坊くんと一緒に紹介された生ねんくんが開口一番。口跡もすっきりしているし、素直そうで、なかなかいい感じ。ネタは「道灌」。
続いて、さん生さんの「富久」。いやはや大熱演の長講でした。仲入りをはさんで、師匠がクイツキで、いつもの「鬼平」。わたしの2列前くらいに、やたらよく笑うおばさま3人組がいらして、ちょっとこちらが引いてしまう位、よく笑っていらした。
最後は、さん生さんの「蜆売り」。これは初めて聴くネタで、いわゆる人情噺系のネタ。落げがちょっと端折っているように感じてしまったけれど、もともとああいうネタなのか、それとも時間の関係でカットしたのか、その辺は定かではない。
三百人劇場は、志ん朝師匠が独演会をずっとやっていた小屋で、会場自体はなかなかいいのだけれど、ロケーションがね・・・。帰りに食事ができるようなお店もあまり目につかないところなので、なかなか行く機会がない小屋。映画の特集上映なんかも、面白いものをかけているので、惜しいなぁと思う。