入船亭扇辰独演会@ちとしゃん亭

二つ目は喬之進さん、姉弟子の小寿々さんが俗曲で花を添える。
喬之進さんは、多分はじめて聞いたと思う。ネタは「そば清」。そば清の「どぉ〜も〜」がすごくおかしかった。町内の若い衆じゃないけれどあの「どぉ〜も〜」が耳について、夢に出て来るかも。古典をきっちりとできる方なのではないかな?と思う。
扇辰さんは「火事息子」と「井戸の茶碗」。「火事息子」は、母親が「何を捨てたらいいでしょうか?」と父親に聞いていくところが、特におかしかった。
最近、あまり寄席や落語会に行っていないわりに「井戸の茶碗」は月に一度くらいの頻度で聞いている気がする。扇辰さんのも面白かった。三人ともがそれぞれ律儀なのだけれど、そのちょっとした差が感じられる。