やっぱり土下座中華だ!

料理の味は、なかなかなのだけれど、オーダーが通らないことで我が社(の一部)では有名な、土下座中華にてランチ。なんで“土下座中華”と呼ばれているかというと(もちろん、別にちゃんとした店名はある)、この店に初めてうちの談志部長たちが入ったときのこと。5人くらいで入って、バラバラなものをオーダーしたら、なぜかひとつだけ遅れて、談志部長が注文した“五目硬やきそば”の替わりに“五目そば”が出てきた。で、談志部長が「僕、五目硬やきそばって言ったんだけど」と軽くクレームをつけたら、その店のおばさんが「申し訳ございません」と言いながら、その場で土下座した、という出来事に由来する。真相は、座敷席だったので、座って両手をついて謝ったということなのだが、それじゃあ面白くないので、以後、その店は“土下座中華”と呼ばれることになった。
で、本日のランチ。今日もまたバラバラと勝手なオーダーをして、最初に出てきたのが坦々麺。談志部長が大盛り、三津五郎部長が普通盛り。続いて、定食のBセットが出てくる。そして、なぜか坦々麺が再び登場。さっきのオーダーでは、2人だけだったはずなのに、と思ったら、弊社でも一、二を争う大食漢が、Bセットを頼んだ人と半分ずつ食べるということで、追加注文したらしい。そして、私と大食漢氏がオーダーしたFセットがやっと出てきて、ジャージャー麺を頼んだM氏だけが、いつまで経っても出てこない。そこで、すでに食べ終えていた談志部長が「あと、ジャージャー麺、来ますよね?」とオーダーを取った女性に確認すると、「少々お待ち下さい」と怪訝そうな顔をして、引っ込んでいった。そういえば、彼女、Fセットを大食漢氏の前に置くときに、怪訝そうな顔をしていたのだった。そこで一同、大食漢氏に向かって「お前が坦々麺を頼んだのを、ジャージャー麺をやめて坦々麺にしたと思われたんじゃないか?」と突っ込むと「いや、僕はちゃんと“追加で”と言いましたよ」と。「でも、ここは土下座の店だからな」と談志部長が言うと、みんな、妙に納得。すると、先ほどから出来上がった料理を運びに来ていた、まだ若そうなお兄さんが登場。「えと、あとジャージャー麺ですか?」と聞くので「そうだよ」と談志部長。青年はひどくあせったような顔で、引っ込む。待つこと5分もしないうちに「大変、お待たせいたしました。ジャージャー麺です」と・・・。「やっぱり、ジャージャー麺を坦々麺に替えたと思われてたんじゃないの?}ということで、全員一致。さすが、土下座中華だけのことはある。今日は、テーブル席だったので、土下座は見られなかったが、怪訝そうなお姉さんの顔と、妙にあせった青年の表情が印象的だった(笑)。
ちなみに、お味の方は、大変結構でした。次回は、坦々麺に挑戦!だな。