『ぼんくら』

実家に行くので、電車に長い時間乗る。せっかくだから、宮部みゆきぼんくら(上) (講談社文庫)』を持って出る。八丁堀の臨時視廻り同心が主人公の連作短篇集なのだけれど、血なまぐさい事件はあまり起こらない。主な舞台となる鉄瓶長屋の人々と主人公との交流が、全体を貫く一つのテーマとなっている。途中まで読んで来たら、深川の茂七親分の名前が登場!でも、もう米寿とかで、今は政五郎にお役目の采配は任せていて、今のところご本人の登場とはならない。この先はどうなるの?という興味で、サクサク読める。もう少しで上巻を読み終える事ができるのだけれど・・・。