『日本の鶯』

岡崎さんから譲って頂いた『日本の鴬―堀口大学聞書き (講談社文庫)』を最寄駅についたところで、ちょうど読了。
堀口大学についてこれまで、お名前と『月下の一群』の訳者で、詩人というくらいの知識はあったのだけれど、いやはや、なんともダンディというのはこういう男性のためにある言葉なんじゃないか?と思わされてしまう、魅力的な紳士でいらっしゃる。その魅力をくっきりと浮き彫りにして、わたしたちの目の前に見せてくださった関容子さんの手腕には、敬服するばかり。
書名の由来は、マリー・ローランサンの詩のタイトルだったんだ・・・。他にも、錚々たる人々の名前が出て来て、これもまた明治の一面だったのだ。
つい最近読んでいる、明治とはまた違った明治を垣間みることができた。