『月の輪書林それから』

朝、いつもよりだいぶ早めに家を出て、職場近くの最近オープンしたばかりのマックにて、読了。このマック、意外に静かで、下手な最近流行のカフェスタイルの店に入るより、本読みが進むのだ。
最後の最後で、なんと（わたしにとっては、だけど）小林清親が登場して、もうそのつながりっぷりに感動する。三田平凡寺、面白そうな人だ。月の輪さんの目録、読んでみたくなる。東京堂にあるかしら？　ちなみに、先日読んだ『東京新大橋雨中図 (文春文庫)』では、小林清親が再婚したところで終わってしまっているので、平凡寺のことは出てこないのだけれど、その後のことを知る手立てはなにかないのだろうか・・・。あと、長谷川時雨、佐藤春夫もちょっとだけ登場してきて、最近の読書との不思議なつながりに、なんだかこれまた不思議な縁を感じる。

月の輪書林それから

これを読んでいると、架空でいいからこういう目録を書いてみたくなる。ああ、悪い蟲が起きてしまいそうだ・・・。