落語研究会@国立劇場小劇場

仲入り

たい平師匠のマクラで、いつもと違う、小さん師匠が演芸場で「時そば」をやって先にオチを言ってしまって・・・という話は、面白かった。「こっから先はやってもしょうがねぇから『百面相』を」とおっしゃって、始められたのだとか。小さん師匠の「百面相」見てみたかったなぁ。「たらちね」にはびっくりした。こんなことってあるんだ・・・。あと、いままで聞いた「たらちね」は、八っつぁんがお湯屋さんに行って、夫婦喧嘩の稽古とかしていたと思うのだが、たい平師匠のは自分の家で隣の婆さん相手にしつつ、なんだ。扇遊師匠の「明烏」。綺麗な「明烏」だった。甘納豆もあっさり(って、これが普通なんだけど・・・笑)。
志ん輔師匠がなぜ、今頃「豊志賀の死」?と思っていたのだけれど、豊志賀と新吉が訳アリになるのが、11月20日ということなのか。豊志賀の女の性が、もっと強烈に描かれてもよかったかなぁ・・・。志ん輔師匠だったら、いやらしくならないと思うのだけれど。