『花顔の人』

途中、他の本に浮気したりもしたが、ついに読了。単なる花柳の評伝ではなく、明治から昭和にかけての大衆演劇運動の流れ、新派の歴史を俯瞰することができる1冊だった。
最後、花柳の死を描いた場面では、本当に、花柳という人は芝居ひとすじに打ち込んだ人だったんだなぁと、思わずホロリとしてしまった・・・。