四派で深夜@末廣亭

ジュンク堂を出て、一応念のために末廣亭の前をチェックするも、まだ1人しかお客さんが並んでいなかったので、安心して(笑)食事を摂ることにする。9時10分頃戻ると、まだ数人のお客さんが並んでいるだけで、開場する様子もない。と、そこへ本日の出演者の皆様が現れ、そこにK氏がやって来る。お互いに「やっぱりね」と。もっともK氏は他所から回って来たのだそうだけど。そこにお席亭も登場して、間もなく開場。なんだ、夜席終わってるんじゃん。

終演は11時10分すぎ。
三之助さん以外は、初めて聞く噺家さんばかり。落花生さんは、楽太郎師匠の、志雲さんは談志師匠の、遊喜さんは小遊三さんのお弟子さんだそうだ。
志雲さんの「初天神」は、上方のもの。初めて聞いたけれど、東京のとは展開が違って、初天神に連れて行ってもらうために、金坊が近所の家に行って両親の夜のことをほのめかす。それを知った父親があわてて息子に「連れて行くから」と連れ戻しに来るというのが入っている。ただし、この件のどこからが志雲さんのオリジナルなのかは、謎だけど。あとで、速記本やら枝雀師匠や米朝師匠の音源などを聞いてみよう。志雲さんは、ちょっと気になるので、また機会を作って聞いてみたいなと思う。途中で、S輔さんまで入って来て、びっくり。みんな考えることは一緒だった。
遊喜さんは、高座に上るなり、お客さんにいきなりイジられてしまって、ちょっと気の毒な気もしないではなかった。
次回は3月22日(水)よる9時半から、末廣亭で。出演は古今亭菊朗、立川笑志(いいのか、笑志さん?!)、三遊亭鳳志、瀧川鯉橋さんの出演。木戸銭は1,000円。奇数月の第四水曜日に開催だそうだ。こういう会に行かないと、なかなか各派の二つ目さんを聴くチャンスもないので、しばらく可能な限り通ってみようかと思う。