『今夜も落語で眠りたい』

中野翠さんの、落語および志ん朝好きについては、「私の青空」シリーズなどで知っていたのだけれど、まとめて落語について書かれたものを読んだのは始めて。文楽志ん生志ん朝という道をたどられたんだ。わたしの場合、生で聴くにこだわっているので、このお三方+小さん、圓生といった方々も、あまり聴いていない。
こうなっているのは、どうやら、ライブじゃないと集中力が出ない体質だからみたいだ(とはいえ、ライブでも落ちるときも間々あるのだけれど・・・)。
談志師匠も、なんだかんだ言いながらもまだしばらくは、ライブで聴けそうだし、談春師はこれからますます楽しみ!だし、権さまも、志の輔師も、昇太師も、三ちゃんも、キョンキョンも、と考えると、当分は落語はライブで!でいいかな?
それと、電車の中や寝る前は、だいたい本を読んでいるので、ながらで音楽や落語を聴けないため、なかなか聴くことに集中できる時間が取れないというのもある。いちおう、iPod miniの中には、邦楽あれこれとともに、落語も入れてあるのだけれど、そんなわけでなかなかiPodを聴く状況もやって来ないしなぁ・・・。
でも、いつか年をとって、目が悪くなって本をずーっと読めなくなったり、外出もなかなかできなくなったら、CDやDVDで落語を楽しむという、お宝があるんだ!と思うと、それはそれで楽しみかも・・・。
ただ、CDで聞き込んで、しかもそれが中野さんだから、という眼のつけどころに、鱗がボロボロと落ちる指摘もあれこれあって、今後、ライブで聴く時の楽しみが増えた。

今夜も落語で眠りたい (文春新書)

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