『江戸を歩く』

持ち歩き本を持って出るのを忘れたので、職場に積んであった中から、新書で探して、田中優子・石山貴美子『江戸を歩く』(集英社新書)を昼ごはんを食べながら読み始める。
落語研究会のパンフに毎回、演目にかかわりのあるあれこれを連載されているせいか、最初の「千住小塚原」に落語の「藁人形」が紹介されている。そうか、藁人形の西念とお熊は、小塚原(コツ)で出会っていたんだ・・・、と今頃気がつく。
ちなみに、「はじめに」を読むと、田中さんは

この本は、今の東京を江戸の視点から撮った石山貴美子の写真集である。ほんとうは私は何も書くことはない。しかしここには、私が江戸を幻視しながら歩いた東京と、石山さんがレンズを通して見た東京の江戸が、交叉していると思う。

とある。

江戸を歩く <ヴィジュアル版> (集英社新書)

江戸を歩く <ヴィジュアル版> (集英社新書)