『芸の心』

ちょっと、いろいろな要素が重なって、吉住慈恭『芸の心』(毎日新聞社)を読む。演奏会を始めるに至った経緯、新曲を作った時の工夫や苦心、いろんな著名人とのおつきあいのエピソード、改めて読むと、気付かなかったことに気付かされるものだ。あー、実家においたきりの、小三郎・浄観の東芝の全集レコードをなんとかCDに落としたいなぁ・・・。
そうそう、気付かなかったことといえば、この中に「江島生島」という曲を作って披いた時のことが書かれていて、詞を書いたのが長谷川時雨で、披いた場所があの紅葉館であると・・・。昔読んだ時は、すっかりすっとばしていたけれど、こんなところに時雨さんが登場するとは。