立川談春独演会「熱帯夜なんじゃねぇか?」@イイノホール

仲入り

  • 「不動坊」

熱帯夜とはほど遠いお天気。最初のマクラは、イイノホールへの思い入れなど、またまた「談春のセイシュン」で使えそうなネタであった(笑)。
わたくし的には「景清」は、もうひとつであった。落げを変えたのを気にしていらしたが、落げは、本日の談春師バージョンの方が、いいと思う。それよりも、なんだろう、なんかこう、ニンじゃないっていうか・・・。
宮戸川」は、今までにいろんな噺家さんのも聞いているけれど、こういう解釈ってのがアリなんだ!?と、かなり目から鱗であった(といっても、そんなに大変革をした、っていうことではないんだけどね)。
「不動坊」については、ネタを始める前に、「もう疲れちゃったから」という一言があったけれど、いやはや、わたしは今日の「不動坊」好きだなぁ。たぶん、談春師を聞き始めたばかりの時に一度聞いて、それ以来じゃないかと思うのだけれど。かえって、力が抜けていて、いい意味で「好き放題やってる」という感じが、なんかよいなぁと。
今日は、録音していたようで、生出囃子。いや、太鼓がいつもにくらべて上手かったので、三三師匠あたりが遊びにきて、叩いてるのかとおもってしまったよ・・・。でも、相変わらずの津軽三味線だったので、なんとかいうグループさんだったんでしょう。たぶん、普通のお客さんは、そんなのどーでもいいと思うのだろうけれど、わたしは気になるのであります。特に「中の舞」は、気持悪いっす・・・。
終演後の貼り出しが「影清」になってたけど、誰が書いたんだ??? ちなみに。今日の高座返しは、ウワサの女のお弟子さん。ま、一席目と二席目の着替えの間に、座布団を取り替えて、羽織を下げただけなんだけどね。まずは、そこまでたどり着いたか〜と。
あ、そうそう。親しくないヤツに意地悪いうのは、やめましょうね!