立川談笑真打昇進披露落語会@ヤマハホール
三夜連続の披露目の最終日。ゲストは談志師匠!
- 志の吉「桃太郎」
- 談笑「天災」
- 談志「二階ぞめき」
仲入り
- 口上 談志・談笑・談之助
- 談笑 (タイトル不明・「芝浜」みたいな落げだけど・・・)→「猿の夢」
今日は、主役には申し訳ないが、談志師匠の「二階ぞめき」が聞けただけで、大満足! 今日はジョークもないまま、マクラに。吉原のネタだなぁとはわかったのだけれど、にぎわい座の一門会で「やろうとおもってたけど、体調からいって無理なので、また今度ね」と言われちゃったネタを、まさかここで聞けるとは! そういえば、2週間ほど前に、ここで喜多八師匠の「ぞめき」を聞いたなあなんてことをふと思い出したりして。志ん生師匠はこんな風にやってた、という解説やら、とばしちゃった件りを、戻ってやったり。でも、「二階ぞめき」ってこういう噺なんだぁというのをしっかり噛み締めさせていただく。今日は下座さんが例のグループさんだったので、音曲は入らず、でも、談志師匠の語りだけで、充分雰囲気が伝わってきた。大好きな「吉原雀」も登場したし。はい、大満足でありました。
口上に並んでいるのが「あれ、志の吉さんじゃない!」と思ったら「この司会だけのために呼ばれました、兄弟子の談之助でございます」と自ら談之助師匠が・・・(笑)。談志師匠だもんねぇ。談志師匠は、真打となるための基準についてなどの、お話。なぜ、音曲や踊りといった課題を与えるのかっていうのは、そうでなくっちゃね、という納得のいくもの。
落語をやる会場にくらべて、カーテンが閉まるのに時間がかかるせいか、談志師匠がカーテンが閉まり切る前に頭をあげちゃったのも、なんか「イイもの、見たぞ!」っていう感じであった。
談笑師匠も、今日は談志師匠がいらっしゃっているからか、一席目の「天災」はかなりおとなしめだったのではないかと、推察される。二席目の新作も、そんなにエロくならず、大変面白かった。でも「今日は銀座だから」なんていうセリフが入っていたので、きっと普段はもっとエロくやるんだろうなぁ・・・。それにしても、今日も主任の持ち時間15分だもんなぁ。気の毒と言えば、気の毒(ちなみに、志らく師匠がゲストだった昨日は、30分でお願いしますと言ったにもかかわらず、20分で下りて来ちゃったとのこと)。
今日も木村万里さんにバッタリ。まさか連チャンになるとはとお互いに、ちょっとびっくり。