笑いのハイスクール開校式第二部@THEATRE 1010

  • (アマチュアのバンド演奏 あー、名前が思い出せない・・・)
  • 紫文長谷川平蔵市中視廻り日記」「勧進帳」(団扇弾き)
  • ミッキー亭カーチス「饅頭怖い」
  • 丸山おさむ
  • オオタスセリ ショートコント集(ジョギングのネタ、区役所の窓口のネタ、「選挙演説」など)
  • 永六輔 笑いについてのお話
  • オオタスセリ「ストーカーと呼ばないで」

会場に入ると、いつものように?スセリさんが、CDを自ら販売中。CDを買ったお客様に「最初、紫文さんだって。見た方がいいよ、絶対!」とオススメしてくださっている。有り難いことです。ご挨拶すると「あー、密偵おまささん!」と・・・(汗)。「密偵活動に支障が出るので・・・」と申し上げると「あー、女九の一!」だって(笑)。
最初に、司会進行の奥山こう(にん篇に光)伸さんたちが、会の趣旨の説明。続いて、館長の市川森一さんの挨拶、別の理事さんが再び受講生募集についての説明。はっきり言って、ここまでが長すぎ。もっと粋にやりましょうよ・・・。
で、最初に登場したのが、地元の商店会とかが応援しているというアマチュアのバンド。まぁ、開口一番代わりってところでしょうか。
続いて、師匠が。最近、だるま食堂さんの後とか、国本武春さんの後とか、なんかそういう出番が多いなぁ・・・。まぁ、それでもちゃんと自分の方にお客さんを引き込んじゃうところが、師匠の師匠たる所以ではあるのだけれど。今日も季語の話を最初にフって、「鬼平」に。最初はちょっと戸惑っていたお客さんも、途中からどんどんノってきて「その長谷川平蔵が」って言っただけで、場内ザワザワ。「なんまいだ〜」までやって、「勧進帳」の団扇弾き。始まったらお客様、かなりびっくりしてる方が多かったような。帰りのエレベーターの中では「あの、三味線の人よかったわね」という声もあちこちから。
ミッキーさんの落語は、久しぶり。黒の紋付羽織で登場。お辞儀の時に、髷を前に引っ張ってみせたりして、後ろの席から「かわいい!』という若者の声が(笑)。いやぁ、相変わらずミッキーさんの落語は楽しいな! 余裕があるんだよなぁ。面白いクスグリも満載で、たくさん笑わせていただく。よかったよかった。
スセリさんは、一部と二部、両方に出演ということで、一部ではギターの弾き語りをしたらしく、二部はショートコント集。赤坂のライブで見たネタなんだけれど、やっぱり面白い。素のスセリさんと、コントをやる時のスセリさんのギャップには、毎回びっくりさせられる。ある意味過激なネタを、堂々とやってのけるスセリさんなのに、トークになるとすごく細やかな神経の行き届いた女性になっちゃうところが、魅力なんだろうな。トークでも図太い女だと、なーんか反感買うもんね。永さんがご自分のトークの終りにスセリさんを呼び込んで、「2部では歌ってないから、歌って」って言ってくださったのも、嬉しい配慮であった。やっぱりせっかくなら、生の歌も聴きたいもんね。永さんっていう人は、スセリさんのライブの時もそうだったけれど、ほんと、粋なおじさまだ! 黒柳徹子さんの回転寿司ネタは、ほんと可笑しかった。あと、書けないお話も!こういうのが聞けるっていうのが、やっぱりライブに足を運んだ喜びだよね。
そうそう。永さんが「紫文さんとミッキーさんの芸は、言ってみれば旦那芸なんです。紫文さんには三味線が、ミッキーさんにはロカビリーが、という風にそれぞれに本芸があるからこその余裕が、芸に出るんです」という意味のことをおっしゃっていた。