『日本数寄』
ちょうど、『犬がころんだ』を読み終えたので、さっそく、読んでみる。最初が「吉右衛門の梅」で、その次が「桜と時代」ということで、季節にちょうど合った話題からスタート。松岡さんが京都の出身というのは、なんとなく知っていたが、実家が呉服屋さんというのは、初めて知った。杉本秀太郎さんのお宅も、もともとは呉服屋さんだったはず。だからどうした?って言われて何か言えるほど、お二人のよい読者ではないので、いまのところ、何も言えないのだけれど、ふと気がついたので、備忘のために。
「桜と時代」の中で、松岡さんは西行の晩年の歌を引いていらっしゃる。晩年に桜を歌った作品が多いのだそうだ。桜じゃなければ、月。西行については、なんとなくしか知らないが、長唄やお能にも出て来る人なので、白洲正子さんの『西行』とか、『西行物語』など読んでみたいなぁと思う。
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