題名のない音楽会21

明後日、8日の「題名のない音楽会21」のテーマが「常磐津はロックだ!」だそうで。番組HPを見ると*1常磐津の古典とロックの曲を並べて比較するという趣向らしい。とりあえず、録画予約しておこうっと!
題名のない音楽会」といえば、黛敏郎だったんだけど、その後何回かMCが代わって、現在は羽田健太郎さん。羽田さんに代わってからは、見たことないかもしれない・・・。
黛さん時代の思い出といえば、吉右衛門さんがワーグナーの「ワルキューレ」(たぶん、ワルキューレだったと思う・・・)の一部を、オーケストラをバックに朗読した回かなぁ? 黛時代のこの番組は、いろんな意味でチャレンジ精神に富んだ番組だったと思う。
そして、クラシックを取り上げていた音楽番組といえば、「オーケストラがやって来た」(TBS系)と「おしゃべり音楽会」(NHK)と「音楽の旅はるか」(MBS発TBS系)。この3つの番組の中でも第1期の「音楽の旅はるか」は、本当にいい番組だったなぁ。
今でも覚えているのが(前にも書いたかもしれないけれど)、玉三郎さんがスペインのアルハンブラ宮殿に行った回。荒涼とした丘陵地帯を、玉三郎さんがロバの背中に乗って、遠くからカメラの方に近づいてくるのを、ずーっと1カットの長回しで撮ったシーンは、今でもよーく覚えている。
小雪がちらつく中、曲がりくねった道を、ぽつんと玉三郎さんが乗ったロバが歩いてくる様子、そこに「アルハンブラの思い出」がかかっていて・・・。
この番組で、いろんな人や曲とであったのだった。

※追記
玉三郎さんの回は、たぶん「音楽の旅はるか」の前身にあたる「もうひとつの旅」という番組だったんじゃないか?とふと思い出す。実は、「もうひとつの旅」の方が、もっと好きな番組であった・・・。