5時過ぎに起きる。お天気は、よさそう。よかったー! 半年振りで、大間々のながめ寄席の出囃子を弾かせていただきに行く。しかも「花見寄席」のタイトルを待っていてくれたかのように、まだ名残の桜が咲いていると、地元の人からお知らせが。せっかくなら、いいお天気で、綺麗な空気を吸い込みたいものなぁ・・・。
きものを着て、支度が終わると、まだ出かけるには早い・・・。あと30分寝ればよかったと思ったけれど、後の祭り。まぁ、寝坊した!と焦るよりはいいか。
浅草駅で、本日ご出演の師匠方と合流して、東武電車で赤城に向かう。赤城駅には、ながめ黒子の会の世話人さんが、車で迎えに来てくださって、余興場まで連れて行っていただく。
一昨日の写真で見た時よりは、やはり散っているけれど、まだ桜が残っていて、遠くにはまだまだ満開の木も見える。「先週だったら、バッチリだったんだけどね」と地元の方がおっしゃっていたけれど、それでも桜の時期に、ながめに来られたことに感謝。
1時30分開演で、落語3席とマジックを2時間あまり。たくさんのお客様が来場されて、楽しい落語会だった。不思議と、ながめの黒御簾に座っていると、落ち着いて三味線を弾くことができる。小屋の力なんだろうなぁ・・・。
落語会が終わってからは、楽しい打ち上げ。黒子の会の皆さんと、噺家さんと、おしゃべりしながら、美味しいものをいただく楽しいひと時。
また、駅まで自動車で送っていただき、電車で浅草に帰ってくる。車中も、なんとなく皆さんながめの余韻に浸っているのか、テンション高めで、またまた笑わせていただいた。
浅草から地下鉄で、途中まで遊雀師匠とご一緒させていただき、乗り換える師匠とお別れ。駅のカフェでクレープなんぞ食べて、帰宅。さすがに今日はもう、三味線をさらう気力はない。
ただ、帰りの電車の中で、お囃子のお稽古の録音を聞いて、愕然としてしまったので、「花見踊り」をさらうも、途中で力尽きて、転寝。「花見踊り」は、一難去らないうちに、また一難っていう感じだ・・・。