朝イチで浅草のみかどさんに、三味線を取りに行くことに。田原町からいつものルートで、ミスドにてちょっと休憩。それから、宮本卯之助商店さんにて、太鼓の本を購入。横調べの結び方を確認するためと、附けの書き方が載っていたので。
三味線屋さんに行くと、いつものお兄さんが「いいお天気ですね」と。たしかに。こんな日は、ふらふらとお散歩するのもいいよなぁ・・・と思いつつ、田原町の駅にUターン。地下鉄で銀座へ。本当は、演舞場で藤山直美さんとジュリーの「桂春團治」を見るはずだったのだけれど、開演に大幅遅刻してしまったのと、今日を逃すと「男女道成寺」が見られないかも?ということで。文化堂さんに寄ってみたけれど、社長さんは不在のようで「あ、国立に行ってる?」と思い当たったので、あえて聞かずに、退散。
12時頃から並んで、幕見席の椅子を確保。3階の最後列に、座高の高い?男性がいて、ちょうどその人の後ろになってしまったので、見難かった〜! 「娘道成寺」のパロディと思えばいいのだろうけれど、曲がほとんど一緒(一部、常磐津の掛け合いがあって、常磐津オリジナルの部分もある)なので、どうしても、勘三郎襲名の時の「道成寺」を思い出してしまい、ちょっと物足りなかった・・・。
一旦、帰宅して国立小劇場へ。芳村伊十七さんの師籍五十周年記念演奏会を聞きに。当初、別のチケットをすでに押さえてしまっていたので、諦めるつもりだったのだけれど、お囃子の先生が助演で出演されていることもあり、お友達が何人か聞きに行くということもあり、で予定変更。
喜三久先生の太鼓と鼓にうっとり。特に「助六」の太鼓は、終わってからお友達と「なんで、あんな風に打てるの???」と。中の撥で打っていらっしゃるのに、とても柔らかな音なのだ。そうかと思うと、パキっとした音も。同じ形から、まったく違う音が奏でられていて、手品を見ているよう・・・。鼓もとても素敵な音色で、ほれぼれ。
お囃子の先生が太鼓を打っていらっしゃるのを、初めて拝見。とても形が綺麗で、やはり見た目の美しさは、大切だなと再確認。あと、掛け声だな・・・。目標とするお手本のレベルが高すぎて、出るのはため息ばかりなり・・・。
最後に、花柳のお家元様がご祝儀で出演されるはずだったのだけれど、花柳嶽さんに変更。「松の緑」をバリバリのプロの方が演奏し、舞うと、こうなるのかぁ・・・と。この曲も、喜三久先生の太鼓がステキだったなぁ・・・。
永田町までお友達と別れて、最寄駅にて、晩ご飯。今日は、半端なものしか食べていなかったので、パスタ。帰宅して、明日に備えて三味線をさらい、三味線の支度をする。あー、お囃子のお稽古ももうすぐ次回なので、さらわねばだけれど、明日、寝坊するとマズいので、やはり、早寝かなぁ・・・。