立川流同期会@イイノホール

外仕事が予定より早く終了したので、イイノホールの地下の喫茶店で、時間調整。
いやぁ、この喫茶店が昭和40年代?っていう感じの、すごくいい味を出してるお店でした〜。
ちょっと薄暗くって、わたしのちょい前に入ったおじさまとおばさまが、これまた、小津映画にでも出てきそうな雰囲気。
あれは、ご夫婦やご兄弟っていう感じじゃなかったけど、どういうお二人なんだろう???なんて・・・。
で、ころあいを見計らって、イイノホールへ。ここも秋までで、閉鎖が決まっているんですね。もったいないなぁ。いいホールなのに・・・。
仲入りはトイレが混むので(笑)、先にトイレへ。談春師のサイン入り「en-taxi」を予想通り販売しておりましたが、すでに本屋さんで買っちゃったので、今回はパス。トイレの帰りにおかみさんに、ちょいとご挨拶をば・・・。

仲入り

トップが談春師だとは思わず、ちょっとびっくり・・・。しばらく同期の思い出話をして、お酒を飲んだ時のことになり、ってことは?!の「棒鱈」でした。
鼎談の時に、志らく師匠が「兄さんの『慶安太平記』とか『鈴が森』は全然わからないけど、『棒鱈』は好き」とおっしゃってましたが(笑)、今日も田舎侍さんが、いい味出してました〜。赤べろべろの醤油つけにいぼいぼの酸っぱ漬けももちろん登場。田舎侍さんの唄が、これまた、いつも通り可笑しい可笑しい。最初からこんなに笑っていいのか?!と思いつつ、笑わせていただきました。
続いて、志らく師匠が登場。いやー、きものが短い!(って、ソレかい!!) どっかで聴いたことあるような、ないような・・・。わかんないけど、面白いぞ!と思っていたら、仲入りでお会いした知人が「玉屋」といって、シネマ落語「天国から来たチャンピオン」だと教えてくださいました。鼻こすりまくり、「あうあう」言いっぱなしだ〜!
鼎談では、前座時代のあれこれ、暴露大会? 新事実も発覚し、一時は3人とも立ち上がっちゃって、いやはや、面白かったです。
最後に、文都師匠が着替えて登場。イイノホールの空気になんとなくマッチしてるんですね、文都師匠。上方の「千両みかん」は聴いたことありませんが、上方では、こうやるのかなぁ??? 先日聴いた、志の輔師匠や他の東京の噺家さんとイチバン違うのは、みかんがみつかったときに、最初、問屋の人(たぶん、番頭さん?)が「これを、あんさんとこの若旦那さんに食べさせてあげてください」とただでくれようとするところ。番頭さんが「うちも船場の商人ですから、ただという訳にはいきません」と二分渡そうとしたら、赤物問屋(果物専門の問屋さんをこう呼ぶそうです・・・知らなかった)の人が怒って「値段をつけるんだったら、千両!」と言い、あまりの値段に、番頭さんがびっくり、っていう展開のところですね。