国立能楽堂企画公演＠国立能楽堂

雅楽と能・狂言が上演される企画公演に行って参りました。決め手は、亀井忠雄先生と、近藤乾之助先生が出演されるという配役ですね。
雅楽の生演奏は、たぶん2度か3度目ぐらいでしょうか。今回は、打楽器なしの編成で「想夫恋」と「越天楽」が演奏されました。
2曲目に琵琶が入っておりましたが、琵琶の撥って、三味線の駒にあたる部分に差し込んでおくんですね。初めて見ましたが、びっくり！でした。あと、お笛も、置いておくため？の台のようなものがあるらしく（前の方の頭ではっきりは見えませんでした・・・）、これまたへぇ〜！でした。
お能は「小督」。近藤先生のおシテもすばらしかったですし、亀井先生の大鼓、成田さんの小鼓、杉さんのお笛もすばらしく、最初から最後まで、じっくり拝見できました。
ちなみに、後見で広忠さんが出ていらっしゃり、ちょっと得した気分にも（笑）。
ただ、ワキの宝生閑先生があっという間に引っ込んでしまわれたのが、残念でしたが・・・（笑）。
お狂言の「栗焼」も、楽しい一番で、かなり満足満足!状態です。
しかーし。やっぱりお謡がもうちょっと頭に入っていると、もっと楽しめるんだろうなぁ〜というのを、実感いたしました。時々、パンフレットについてくる詞章をチェックしないと、ここは何を謡っているの？？？状態になってしまうので、舞台だけを見ていられないのは、もったいないなぁ〜と思いました。

宝生流地拍子謡本〈外 11〉絵馬.巴.小督.鉄輪.調伏曽我 (1979年)

小督 (観世流特製一番本(大成版))