『八代目三津五郎の食い放題』

当代三津五郎様のお祖父様は、グルメとしても知られた方。お亡くなりになったのは、河豚の毒にあたったため、というのは有名な話しで、今でも「河豚の三津五郎」などという呼び方もされていらっしゃいます。
そのお祖父様が書いた、食にまつわるエッセイをまとめたのが『食い放題』。日経新聞から単行本化されましたが、長いこと絶版で入手困難だったものを、最近、食関係の本に力を入れている?光文社文庫が復刊してくれました。特にタイミングとしては何があったわけでもないので、書店で見たときは、びっくりしました(笑)。
佐伯さんの「密命」シリーズや、単行本を持って歩くのは、ちょっと面倒だなと思ったので、外出のお供に。読みやすい文体で、ユーモアもあって、なかなか楽しい1冊です。

八代目坂東三津五郎の 食い放題 (光文社文庫)

八代目坂東三津五郎の 食い放題 (光文社文庫)