国立劇場の初芝居は、楽しい復活狂言

219年ぶりに復活されたという「小町村芝居正月」の通し上演です。毎年、お正月は菊五郎劇団の復活狂言というのが、定着しているようですが、今年もなかなか楽しいお芝居を見ることができました。
菊之助くんは美しいし、嵐くんはパパ譲り?という凛々しい暫を見せてくれたし、松也くん・亀亀BROSといった久しぶりに舞台を拝見する人たちも出番がたくさんあって、楽しかったです。
注文をつけるなら・・・。
嵐くんの暫の衣裳、もうちょっと派手で綺麗な色のものにして欲しかった。だって、孔雀ですよ役名!なのに、白地に墨で孔雀の羽らしきものがえがかれていても、蛇に見えちゃいます! 衣裳・装置は、全体的にもうちょっと工夫してほしかったですね、正直。
それと。常磐津が・・・。なんであの方を引っ張り出したのか、意味がわかりません。道行の幕の振り付けも、なんか単調でつまらなかったなぁ。国立の間口の広い舞台に4人だけしか出さないんだったら、もっと踊りの振り付けや装置を工夫してほしかったです。