「はじめての能・狂言」

昼と夜2回公演で、昼の部をチョイス。というのも、亀井忠雄先生が出演されるからでした〜。
茂山逸平さんと大島輝久さんは昼夜変わらず、大鼓だけ交代。なので、夜の部も見ればよかった・・・。
前半がレクチャーで、お能狂言の違い、修行のことなどを、実演も交えてお二人が紹介してくださった後、亀井先生が登場して、鼎談に。
亀井先生、なんと小学3年生で大鼓方になることを決められたのだそうです。時代が違うとはいえ、すごいです。若いお二人もかなりびっくり!していらっしゃいました(笑)。
休憩をはさんで、「亀井先生の胸をお借りして」と輝久さんがおっしゃってましたが、それぞれ一調を演奏。まず逸平さんが「道明寺」を、そして輝久さんが「雲林院」を、演奏されました。輝久さんのお声、とても綺麗で、お舞台も拝見してみたくなりました。
最後に、逸平さんが独りでできるお狂言を、ということで「独り松茸」を。
初心者にはこういうレクチャーも、楽しくていいなぁと思いました。
ちなみに、亀井先生のお話は

能楽囃子方五十年―亀井忠雄聞き書き

能楽囃子方五十年―亀井忠雄聞き書き

でお話されていたことが多かったです。
観世寿夫先生のこと、「ずっと背中を追いかけていけば、いつかオヤジや先生(川崎九淵さんのこと?)に追いつけるかもしれないと思っていた」とおっしゃっていらしたのが、印象的でした。
やはり、寿夫さんというのは、大きな存在だったんですね。
逸平さんは、歴史とか詳しいことをもっと知りたい人は、本を読んでみてくださいとおっしゃってました。
狂言の自由―茂山逸平写真集 (講談社文庫)

狂言の自由―茂山逸平写真集 (講談社文庫)

逸平さんがかかわった本、こんなにあるんですね!